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「ドライバーの安全第一」名正運輸/国際物流展

2022年9月13日 (火)

▲名正運輸の出展ブース

話題東京ビッグサイト(東京都江東区)で13日開幕した国際物流総合展で、愛知県の有力物流企業、名正運輸(飛島村)は「ドライバーを守る」企業姿勢を前面に出し、実直な取り組みをアピールしている。

愛知県や静岡県を中心に地域密着でトラック運送や倉庫業を展開する同社は、「安全を優先順位第一位とする」という経営方針を掲げている。

総合展の自社ブースでは、壁面のパネルを使って、全ての車両に富士通製クラウド型デジタルタコグラフやイスラエル企業が開発した居眠り運転防止装置「モービルアイ」を搭載してドライバーの運転を見守っていることをアピール。安全運転の指数化と社内ランキングの公表、表彰制度の設定といった、ハード、ソフト両面の取り組みを紹介している。

全トラックの動態管理システムも活用。関西から関東にかけての地図の上で、赤い丸のマークで実車の動きを、緑の丸のマークで空車の動きを示すシステムで、その画面も壁に大きく投影し、説明員が来場者にリアルタイムの自社車両の動きを説明している。「慣れてくるとマークの動きを見ただけで、ドライバーの異変に気付けるようになる」(説明員)という。

ブースの一角には、自社の3つの倉庫と周辺道路をトラックが走るジオラマ模型も置いた。トラックは信号に従って自動で停車・発進し、倉庫内ではフォークリフトが動くといった精巧な模型で、来場者の目を楽しませていた。


▲(左から)倉庫と周辺道路のジオラマ模型、動態管理システムの画面

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