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富士通、ドライバーの運転技術を全国レベルで測定

2012年12月4日 (火)

環境・CSR富士通は4日、物流業界向け運行支援システム「TRIAS/TR-SaaS(トライアスティーアールサース)」で、新たに商用車の運行データをクラウドサービスで管理・分析し、環境性や安全性の視点でドライバーの運転技術を全国レベルで評価する「TRIAS/TR-SaaSエコ&セーフティドライブベンチマークサービス」の提供を開始した。

新サービスを利用することで、物流事業者は自社のドライバーの運転技術を全国レベルで確認しながら、ドライバーのレベルに応じて「エコで安全な運転」に向けた指導や育成をきめ細かく行うことができるようになる。

富士通九州システムズが開発した商用車の運行データを管理・分析するクラウドサービスを用い、トランストロン(横浜市港北区)製の無線通信機能付デジタルタコグラフで収集した全国の商用車の運行データを富士通のクラウド環境で集約・分析。これらのデータをもとに、ドライバーの運転技術をE&S指数で評価するもの。

E&S指数は、全国のプロドライバーの運行データをもとに策定しているため、ドライバーは自身の運転技術を全国レベルで評価できるようになる。富士通では「これにより、会社ごとに実施しているドライバーコンテストなどに比べ、ドライバーのモチベーションが高まり、技術向上はもちろん、意識改革につなげていくことができる」としている。

費用は一車両につき月額300円で、サービスを利用するには、「TRIAS/TR-SaaS基本サービス」と「TRIAS/TR-SaaSエコ&セーフティドライブ評価サービス」の契約が必要。2015年度末までに2万車両への販売を目指す。