
▲阪神港における集貨機能を高める取り組みを紹介する阪神国際港湾のブース
話題阪神国際港湾(神戸市中央区)は15日、「国際物流総合展2022」のブースで、阪神港が取り組む注力施策を紹介した。
「サプライチェーン安定化」「環境対応推進」「業務効率化」の3つのテーマを設定。サプライチェーン安定化にかかる取り組みでは、荷主・物流事業者などが阪神港を利用して輸出入業務を行う実入りドライ・リーファーコンテナ貨物について、その量に応じて支援する事業を紹介した。2023年2月28日まで実施する。
環境対策では、滋賀県甲賀市の「阪神インランドコンテナデポ」の機能を説明。利便性向上による阪神港の集貨機能を強化するとともに、コンテナのラウンドユースによる物流効率化への貢献につながる利点を訴求した。
業務効率化については、阪神港で21年に試験運用を始めた新しい港湾情報システム「CONPAS」(コンパス)の導入によるコンテナ輸送の効率化や生産性の向上を図る取り組みを解説。ゲート前混雑の解消やターミナル滞在時間の短縮による港湾業務の効率化を促す効果を訴えた。