
(出所:Zipline)
国際米宅配会社のZipline(ジップライン)と米医療サービスの非営利団体Intermountain Healthcare(インターマウンテン・ヘルスケア)はこのほど、ユタ州のソルトレークバレー地域で患者に医薬品や処方箋をドローンで配送するサービスを始めたと発表した。
それによると、病気などで自力で外出しにくい患者らが病院や診療所に行かずにオンラインで医師の診察を受けた場合、必要な薬などをドローンで届ける。使用するドローンは固定翼の小型飛行機で、自律して荷物を運び、パラシュートで患者の庭に落とす。ほとんどの気象条件で半径80キロまで飛べ、CO2排出も少ないという。
ジップラインは当面、自社の配送センターから数キロ圏内でサービスを始め、5年かけて配送エリアを徐々に拡大。最終的にユタ州内の100万人以上への配送を目指す。
インターマウンテン・ヘルスケアは、アイダホ、ユタ、ネバダの3州で病院・診療所を運営するグループの傘下にある。ジップラインは世界各地でドローンによる商品輸送に豊富な実績を持ち、血液やワクチン、処方箋、食品などの配送を手掛けている。
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