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日野のエンジン不正巡り、豪州でも提訴

2022年10月14日 (金)

荷主日野自動車のエンジン認証不正問題に関連し、同社は14日、オーストラリアの2つの企業から損害賠償の訴えを同国の裁判所に起こされたと発表した。

それによると、訴えを起こしたのは、いずれもビクトリア州のDominic Maglio(ドミニク・マグリオ)とMoledina Transport Services(モレディナ・トランスポート・サービシズ)。日野と豪州子会社を相手取り、9月30日(現地時間)にビクトリア州上級裁判所に提訴した。両社は同国内で2003年1月1日から22年9月30日までに日野製トラックを購入または賃借したものを代表しての集団訴訟としている。

原告は訴えの中で、日野の排気ガス性能基準と燃費基準への違反について「詐欺行為」と表現した上で、それに起因して損害を被ったなどと主張している。オーストラリアの法規制への不正行為があったとしている。これに対し、日野広報は一連の不正行為が同国の法規制に抵触したかどうかついて「精査中」としている。日野本社には訴状がまだ届いておらず、「訴状の正式な送達を受けた場合には、内容を精査した上で適切に対処していく」としている。

一連の認証不正問題を巡って、日野はアメリカでもことし8月に4社から損害賠償などを求める集団訴訟を起こされており、現在係争中だ。

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