日本ロジテム2Q決算、貨物は食品輸送が堅調

財務・人事日本ロジテムが14日発表した2023年3月期第2四半期の連結決算は、売上高が前年同期比7.8％増の305億3200万円、営業利益が22.8％増の3億8800万円、最終利益が9.3％減の1億7200万円だった。国内で4月に「上尾営業所」（埼玉県上尾市）、9月には「群馬太田センター」（群馬県太田市）を開設するなど、新たな拠点の稼働開始でセンターとアセットの両事業が拡大。円安効果なども寄与して増収だったが、固定資産の売却益が減少したことで減益となった。

貨物自動車運送事業は、食品関連の輸送が堅調に推移。海外でも輸送需要の回復に伴い荷動きが活発化したことが増収をけん引した。一方で、国内外で燃料価格をはじめとする輸送費の上昇が利益を圧迫した。

センター事業では、新設拠点で通販関連の物流センターが業務を始めたことに加え、エレクトロニクス関連で取扱量が伸長したものの、新規拠点の作業員増強などで立ち上げコストが減益要因となった。

アセット事業は、拠点新設による保管能力の向上で効果が出たほか、取引拡大による保管貨物が増加して倉庫稼働率が上昇した。

通期業績予想は、売上高610億円、営業利益13億円、最終利益7億円といずれも据え置く。

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LOGISTICS TODAY編集部
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