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スポットワーク求人1.75倍、時給はバイト下回る

2022年11月25日 (金)

調査・データ新型コロナウイルス禍を契機に「スポットワーカー」と呼ばれる単発、短時間、短期間ではたらく労働者が増えている。民間調査研究機関の「ツナグ働き方研究所」(東京都千代田区)が25日に発表した、ことし9月度の「スポットワークマーケットデータレポート」によると、スポットワークの求人倍率は1.75倍だった。求職者を上回る求人があり、同社は今後さらに広がりを見せていくことが予見されるとしている。

同研究所は多様な働き方に着目し、特にここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」について定点観測している。

22年9月度のレポートによると、「スポットワークの求人倍率は1.75倍」「新規ワーク数は対前年同期比で74.1%増」「主要職種ではコンビニスタッフが98.6%増と伸長」といった傾向が分かった。また、スポットワーカーの平均時給は1129円で、4か月ぶりに通常アルバイト平均時給を下回った。

求人倍率の1.75倍は、前月から0.04ポイント上昇したが、前年同月と比べると0.16ポイントの下落だった。これは、前年同月と比べ求職者数が83.5%増え、求人数の伸び(68.3%増)を上回ったため。ただ、求職者数・求人数ともに堅調な伸びを見せているという。

(イメージ)

平均時給は1129円と、4か月ぶりに通常アルバイト平均時給を下回った。首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏で1129円と、前月から24円下落した(前年同期比では66円上昇)。通常のアルバイト平均時給1141円との比較では12円安かった。ただ、物流関係の倉庫内・軽作業ではスポット1213円、アルバイト1146円と、スポットワークの時給の方が67円高かった。

これらの分析は、同社が、単発バイト求人サイト「ショットワークス」のデータと、総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)」、リクルートの「アルバイト・パート募集時平均時給調査」をもとに分析した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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