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「適頻度適量」納品実現、NTTロジスコの新システム

2022年12月1日 (木)

サービス・商品NTTの物流子会社であるNTTロジスコ(東京都大田区)は1日、現在、小売りや物流の分野で主流となっている「多頻度小口納品」の短所を克服した「適頻度適量納品」を行えるシステムを発表した。AI(人工知能)やデータアナリシス技術を活用したのが特徴で、物流現場で人手が不足し、モノが運べなくなる「物流危機」にも対応できる手法という。

同社の発表によると、近年の物流現場では、商品の需給変動への対応策として「多頻度小口」による納品が一般的に行われている。しかし、行き過ぎると商品の輸配送が増え過ぎて作業員の負荷やトラックからのCO2排出を増やす弊害が生じる。逆に「大ロット納品」をすると、こんどは在庫コストが増えたり、物流波動が大きくなって欠品による販売機会損失が生じてしまう。

ちょうど良い適頻度適量納品を可能にしたのが、同社の「ロジスティクスDXソリューション」の改良版だ。これは同社が3PL事業の中で顧客に提案しているシステムで、改良する前からも、商品の発注補充計画づくりや発注補充の実行業務代行など、物流領域から荷主の領域に一歩踏み込んだ取り組みをしていた。

そしてこのほど開発した改良版では、AIの活用などにより適頻度適量納品を可能にしたという。物流現場と本部とのデータ連携を強化し、物流標準化のロジックを見直したことにより、日々の実績データから将来の需給変化を予測し、拠点ごと、商品ごとの適切な納品頻度と納品量を導き出すことが可能になったという。

▲適頻度適量納品を実現するロジスティクスDXソリューション(出所:NTTロジスコ)

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LOGISTICS TODAY編集部
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