センコーG2社、モーダルシフト優良事業者に選定

認証・表彰センコー（大阪市北区）とランテック（福岡市博多区）は7日、日本物流団体連合会（物流連）より「2022年度モーダルシフト取り組み優良事業者賞」を授与されたと発表した。

受賞内容は、「改善部門」1件と「有効活用部門」2件の計3件。改善部門では、センコーが21年度における全拠点間の幹線区間における輸送量について、鉄道・海運を利用したモーダルシフト輸送比率が表彰基準である40％超を達成。モーダルシフト輸送比率について、20年度の74.9％から21年度は76.1％に高めるなど、モーダルシフトの取り組みをさらに推進したことも評価された。

有効活用部門の1件目は、ランテックの宮城県から兵庫県への冷凍混載便の輸送における取り組み。小口混載によるトラック輸送から31フィートコンテナを使用した鉄道輸送へ転換することにより、CO2排出削減に貢献した。鉄道輸送に切り替える際に、各荷主に対する出荷時間の前倒し交渉や現場作業の工夫による積み込み時間の短縮により、出荷量を変えない形でのモーダルシフトを実現した。

2件目は、センコーによる埼玉県から大阪府への日用品在庫移送における、トラック輸送から31フィートコンテナを利用した鉄道輸送への転換。列車発着時間に合わせて各関係先と積み込みや荷卸し時間を調整。コンテナ積載重量（8トン）とトラック積載重量（13トン）が異なることから、日々の配車における工夫や物量調整などの効率化を進めることで、安定的な輸送につなげた。

▲物流連の池田潤一郎会長（写真左）から表彰を受ける（左から）センコー、ランテックの代表者（出所：センコー）

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LOGISTICS TODAY編集部
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