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アマゾンが脱バーコードの新手法、MMID開発へ

2022年12月14日 (水)

EC「アマゾンのロボティクス部門は、脱バーコードの新たな手法にどのように取り組んでいるか」

米Amazon(アマゾン)はこのほど、自社のウェブサイトにこのようなタイトルの記事を掲載し、物流分野で50年近い歴史のあるバーコードの使用から脱却するために、「マルチモーダル識別」(MMID)という新たな手法を開発中であることを紹介した。その記事の副題で同社は、「アマゾンの規模で荷物の識別を自動化するために、なぜマルチモーダル識別が重要なのか」と述べている。

それによると、同社は自社グループの物流センターのプロセスをより自動化するには、バーコードをなくし、非効率的な手作業による品目識別を完全になくすことが必要だと指摘。そのためのMMIDとは、例えば、商品の画像から外観や寸法を抽出するといった識別機能を自動化するものだと説明している。

MMIDの開発プロジェクトは、すでにドイツのハンブルグとスペインのバルセロナの物流センターでその効果を証明している。課題も残されており、従業員が荷物を持つときの手の持ち方によっては、識別が困難になる可能性があり、また、品物をもっと速く識別する性能も必要だという。このような課題を解決するために、同社ではロボット工学の研究者が取り組んでいる。

記事の最後でアマゾンは、「MMIDをフルフィルメントプロセス全体で使用し、ロボットによる自動化を加速させるというこのビジョンは、必ず達成されるだろう」と、自信を示している。

(出所:Amazon)

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