拠点・施設NTNは12日、中国の洛陽LYC軸承有限公司(洛陽LYC)との間で、中国での自動車用軸受の製造・販売を行う合弁会社設立に向け、洛陽市で合弁契約を締結したと発表した。2012年10月の量産開始を目指す。
NTNと洛陽LYCは、第2世代、第3世代ハブベアリングとニードルベアリングの製造・販売合弁契約を締結したことで、今後、NTNの品質・技術と洛陽LYCの現地調達力を融合し、中国自動車市場での販売拡大を図る狙い。
NTNは、中期経営計画「NTN次への2010」の重点課題の一つとして、新興国での販売・生産体制の強化を加速させるとともに、急速に需要が拡大する中国市場では世界シェアトップのハブベアリングなど自動車向け商品、産業機械向け商品の事業拡大を進めている。
また、洛陽LYCは中国トップクラスの軸受メーカーで、中国国内で高い認知度と広範な販売・調達ネットワークを備え、自動車市場での販売拡大を目指している。
NTNは今回の合弁事業を含め、2015年に中国での売上高1000億円を目指す。