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「法の適正解釈に弱み」、日野が新たな社内風土改革

2022年12月23日 (金)

▲新しく企業理念として定めたHINOウェイ(出所:日野自動車)

荷主日野自動車は22日、エンジン認証不正問題を生じさせた社内風土改革の一環として、自社の法令知識が不足し、最新の動向を把握・理解して社内に展開する仕組みが弱かったことを改めるため、組織として“正しい”法規解釈に取り組む改革を進めると発表した。

日本自動車工業会(自工会)で活動する技術系メンバーに加え、法規認証、品質保証、渉外、開発など多岐にわたる部門のメンバーで構成する日野独自の「自工会技術チーム」を取り組みのけん引役とし、法規に特化した外部研修も行う。

自工会技術チームは「法規や制度が軽視され最新の法規情報が社内で適切に扱われていなかった」ことを反省し、自工会で行われている技術系活動を集約して法規に関する情報収集、社内展開するための体制として整備。チーム全体で法規をタイムリーに正しく解釈し、商品戦略や開発プロセスなどに取り込む。

さらに、法規の理解を促すため、車両の法規体系といった概念論から実際の試験法・完成検査までの内容について外部講師を招いた研修を実施。法規関連業務に関わる全部署が受講対象で、研修は全13回のプログラムを組む。すでに4回分を終了しており、これまでに延べ2500人が受講したという。

日野「選ばれる会社に」、不正認証問題受け新理念

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LOGISTICS TODAY編集部
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