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GROUND、自律型協働ロボットの可搬重量を倍増

2022年12月28日 (水)

サービス・商品テクノロジーを活用した物流ソリューションの提供を手掛けるGROUND(グラウンド、東京都江東区)は27日、新型の自律型協働ロボット「PEER(ピア)100」の提供を開始したと発表した。従来モデルと比べて可搬重量を2倍以上の100キロに高め、重量商材のピッキング支援が行える。これまでニーズがあっても対応できていなかった領域へのサービス提供を目指すという。

また、新型提供に伴い、グラウンドが独自開発したソフトウエア機能を拡充し、事業者のニーズに柔軟に合わせたオプションサービスとして提供を開始した。


▲可搬重量を2倍に高めた自律型協働ロボット「PEER100」(出所:GROUND)

同ロボットは、ゾーンピッキングをすることで、ソーシャルディスタンスの確保に寄与し、作業者に安全な環境下での業務推進を提供する。先端のSLAM技術などで、リアルタイムにロボット自身が位置情報を取得し、人と協働しながら作業支援を行える。経路情報を設定することなく自律走行できるため、経路上の障害物を回避した最適な経路を選定する。物流施設内の作業オペレーションやレイアウトの大幅な変更をすることなく、スピーディーな導入が可能で、ニーズや波動に合わせて、フレキシブルに台数を増減できる。

外形寸法は700×450×1260ミリ、本体重量は50キロ、最大荷重は100キロ。走行性能は最高速度が1.2メートル秒。必要な通路幅は1.35メートル(ロボット同士の双方向すれ違い時)、または1.0メートル(人とのすれ違い時)。最大勾配は3度、最大段差は3ミリ。リチウムイオン電池の内臓バッテリーで、無積載で8時間の連続走行ができる。充電時間は2時間。Wi-Fiによる無線LAN通信が行える。

▲PEERシミュレーターで最適な台数と必要な作業者数などを算出する

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LOGISTICS TODAY編集部
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