オープンロジ、提携倉庫と3温度帯サービスを拡大

ECオープンロジ（東京都豊島区）は5日、関東圏に冷凍・冷蔵設備を整えた倉庫会社と共同で、2023年1月から新たに3温度帯（冷凍・冷蔵・低温）の物流サービスを始めると発表した。保管・配送温度が異なる商品を大量入出庫する食品EC（電子商取引）事業者が増加し、多様化しているニーズに対応するためだという。

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オープンロジはこれまでも、3温度帯物流に力を入れており、新たなサービスもその一環だ。新型コロナウイルス感染症の影響でECでの物販販売が増え、特に「食品、飲料、酒類」の伸びが大きくなっている。そのため、同社はこれまで冷凍・冷蔵EC物流の強化拠点となる物流会社との提携を拡大してきた。21年10月にはセイノーグループの関東運輸と業務基本契約を締結し、3温度帯（冷凍・冷蔵・常温）の物流サービスの提供を開始している。21年11月からは、システム上で賞味期限管理と温度帯管理（冷凍・冷蔵・常温）を一元管理できる機能も開発・提供を開始し、温度帯に関するさまざまなユーザーニーズに応えてきた。

1月からの新たな3温度帯物流サービスもその延長線上にある。賞味期限管理機能・温度帯（冷凍・冷蔵・常温・定温）管理機能の標準メニューをユーザーが自社仕様にカスタマイズしたり、希望する倉庫業務依頼を画面上で一元管理・指示したりすることを可能にした。「アイスクリームなどクール便でも溶けるリスクのある商材は保冷バッグに入れて梱包」「冷凍・冷蔵商品で特定の商品が含まれる場合はドライアイスを個口に入れて梱包」といったユーザーの業務依頼の増加に対応できる体制も整えたという。こうした新たなサービスで食品EC事業者の成長を物流面からサポートしていくという。

また、今後も提携倉庫を拡大して物流サービスの幅を広げるとともに、ユーザーポータルの新規機能を開発、追加することでEC事業者の業務効率化を後押しする方針だという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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