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トラック運転の指導監督手引書を一部改正、国交省

2023年1月11日 (水)

行政・団体国土交通省自動車局はこのほど、全日本トラック協会など自動車運送事業者でつくる各業界団体に対し、事業者がドライバーに対して行う「一般的な指導・監督」に関する実施マニュアルの一部改正について、会員各社に周知するよう求める通知を出した。

法改正は1月6日に行われたもので、2022年8月に名古屋市の高速道路で起きた乗合バスや同年10月の静岡県での観光バス横転の事故を受け、再発防止を図る観点から運転の操作方法や指導内容について詳細に注意点を明記した。

改正概要によると、トラック運送事業者に関わるのは「坂道での適切な運転操作」「危険箇所の情報を踏まえた運転指導」の2点。坂道での適切な運転操作は、長い下り坂でのフットブレーキの使い過ぎにより、ブレーキが効かなくなるおそれがあるとして、エンジンブレーキや排気ブレーキを使用することを明記した。また「危険箇所の情報を踏まえた運転指導」では、各都道府県警が公表している「交通事故発生マップ」などを活用し、事故の危険性が高い箇所を把握した上で、当該箇所での適切な運転操作をするように指導を要請している。

トラック事業者が行う運転者への一般的な指導・監督は、安全輸送を運転者に心掛けてもらうための知識を身に付けさせるのが目的で、国交省は継続的かつ計画的な実施を推奨している。マニュアルは、各事業者が自社の実態やルールを加味して活用するよう求めている。

▲トラックに関わる改正(出所:国交省)

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LOGISTICS TODAY編集部
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