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フォークリフトで計量し在庫管理も、鎌長製衡開発

2023年1月19日 (木)

サービス・商品産業用はかりの製造・販売を行う鎌長製衡(香川県高松市)は18日、計量器を使った在庫管理システム「モバイル計量器在庫管理システム」を発売したと発表した。作業員が手作業で数えず重さによって在庫管理をするという新発想で、計量にも従来のはかりではなく、フォークリフトやハンドリフトを活用したモバイル計量器を使うという斬新なシステムだ。

発表によると、同システムは鎌長製衡と、倉庫管理システム販売のジェイ・ジー・エス・オー・デファインドネットワーク(京都府精華町)が共同で開発した。

▲荷役と計量の両面で使える(上から)フォークリフトスケール、ハンドパレットスケール(出所:鎌長製衡)

手作業で行う在庫管理には、作業者負担や数え間違いなどの課題がある。そこで鎌長製衡は、重量を個数に換算して在庫管理表に反映する手法を採用した。また、フォークリフトやハンドリフトなどの荷役機器に荷物を載せたまま正確な計量ができるモバイル計量器(移動式計量器)を開発した。フォークリフトの爪を掛け替えるだけで計量器として使える「フォークリフトスケール」やハンドフォークでパレット上の荷物を量れる「ハンドパレットスケール」という機器だ。

そして、それらの機器で計量した荷物のデータを、ハンディーターミナルで品番や保管場所と紐付けることで、重さによる在庫管理を安価に実現できるシステムを開発した。運搬器具を計量器とするため品物ごとに計量器を準備する必要がなく、固定式の台はかりのように荷物を載せ替える手間も発生しない。コストを抑えた効率の良い在庫管理システムだという。

荷物を重量で管理することで、大口ロットでの納品など数えるのが大変なものや、粉物や液体などの数えられないものの管理にも有効だとしている。

▲モバイル計量器在庫管理システムの運用イメージ

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LOGISTICS TODAY編集部
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