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常石造船、三井物産からメタノール燃料船2隻受注

2023年1月19日 (木)

ロジスティクス常石造船(広島県福山市)は19日、三井物産から世界初のメタノール燃料のばら積み貨物船「KAMSARMAX」(カムサマックス)2隻の受注で基本合意したと発表した。用船先は穀物メジャーの米Cargill(カーギル)。1隻目は2025年後半に竣工する予定だ。

発表によると、常石造船はゼロエミッション船の実現に向け、グリーンメタノールを使用したメタノール燃料船の研究開始にいち早く着手したことで、今回の受注につながったという。

▲KAMSARMAXの完成イメージ(出所:常石造船)

カムサマックスは常石造船の最大のヒット船型。今回の2隻は重油に加え、メタノールも使用可能な2元燃料焚きとして新たに開発した。独立した大容量のメタノール燃料タンクを搭載した結果、メタノールでも顧客要望を満足する十分な航続距離を確保したという。また船型改良などにより、大幅に燃費性能を向上させたほか、風圧抵抗低減技術を改良して初採用することで、風圧抵抗の低減による性能向上にも努める。

シンプルな構造のメタノール燃料タンクを船尾甲板上に配置し、この船の特徴である大容量の貨物艙を維持しつつ、荷役の安全性や容易さ、乗組員による効率的なメンテナンスを実現する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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