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常石造船、メタノール燃料貨物船2隻を受注

2023年4月6日 (木)

▲メタノール燃料ばら積み貨物船カムサマックスのイメージ(出所:常石造船)

荷主常石造船は6日、デンマーク船社のJラウリッツェンから、メタノール燃料のばら積み貨物船(カムサマックス)2隻の受注を基本合意したと発表した。2隻はゼロエミッション船の実現に向けた取り組みの一環で、2026年後半の完成を見込む。

同社はグリーンメタノールを用いたメタノール燃料船の研究に早期から取り組み、1月に世界初の受注を達成。今回の受注で、メタノール燃料船の受注数は4隻となった。

カムサマックスは常石造船の主力船型で、新たに開発されたこの船は重油とメタノールを二元燃料として使用可能。大容量のメタノール燃料タンクを搭載し、航続距離を確保したほか、風圧抵抗の低減により燃費性能を向上させた。

船体はシンプルな構造のメタノール燃料タンクを船尾甲板上に配置。荷役の安全性や容易さ、乗組員によるメンテナンスも実現した。

同社は「アンモニアや水素など次世代燃料船の研究・開発を加速し、環境性能と経済性を両立したゼロエミッション船を提供することで、地球環境への負荷軽減に貢献していく」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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