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常石造船、伊藤忠ギリシャ船主からメタ燃料船受注

2023年10月10日 (火)

荷主常石造船は10日、伊藤忠商事ギリシャ船主Safe Bulkers(セーフバルカーズ)から、メタノール燃料のばら積み貨物船「KAMSARMAX」(カムサマックス)2隻の受注契約を締結したと発表した。2026年後半から27年前半に竣工する。

▲「KAMSARMAX」(出所:常石造船)

同船は、重油とメタノールが使用できる二元燃料焚きで、独立した大容量のメタノール燃料タンクの搭載や船型改良などにより、従来のカムサマックスと比較して燃費性能を大幅に向上させたことに加え、常盤造船の独自技術である風圧抵抗低減技術の採用により実海域性能も高めている。船体構造としては、シンプル構造のメタノール燃料タンクを船尾甲板上に配置し、大容量の貨物艙のメリットを維持しつつ、荷役の安全性や乗組員による効率的なメンテナンスを実現している。

セーフバルカーズは、キプロス・ギリシャ・モナコ・ジュネーブに事務所を構えるニューヨーク証券取引所上場企業で、22年の年間輸送効率を21年比で5.9%削減するなど、カーボンニュートラルの実現へ注力している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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