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複数ドローン1人で操縦、イームズロボにNEDO助成

2023年1月23日 (月)

▲型式認証取得予定のイームズ製新型ドローン(出所:イームズロボティクス)

ロジスティクスドローン開発企業のイームズロボティクス(福島県南相馬市)は20日、自社が取り組んでいるドローンの1対多運航制御システムの開発事業が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択されたと発表した。

それによると、このシステムは、1人の操縦者が複数の機体を運用する1対多運航を可能にするもので、効率向上とコストダウンが図れる。ドローンの欠点である飛行時間の短さを、複数機体が順番に飛行することで克服しようという試みだ。

複数の機体の間の通信には、リモートIDを使う。これまでは自己位置情報を発信するだけに使われていたリモートID送信機に、新たに受信機能と測距機能を持たせ、ドローン同士の衝突を回避しながら、さまざまな用途で活用することを目指すという。自律的な群制御技術を開発し、より安心で安全なドローンの運用を実現したい考えだ。

プロジェクトでは、2022年12月の改正航空法の施行で解禁されたレベル4飛行(有人地帯での補助者なし目視外飛行)も実施する。助成事業は25年3月までの3年間で、物流定期便の運航や、撮影、点検、警備、災害対応などの場面で、1対多運航の実用を目指すという。

▲リモートIDを応用することで、飛行中の複数のドローンをクラウドで一元管理する

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LOGISTICS TODAY編集部
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