山九3Qは増収増益、国内外で海上貨物好調

財務・人事山九が30日発表した2023年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比6.1％増の4365億5400万円、営業利益が13.2％増の297億5700万円、純利益が18.2％増の201億1700万円となり増収増益だった。

主力の物流事業については、港湾国際事業で国内の海上コンテナ取扱量が増えたことで、ヤード内作業や保管作業が堅調に推移。航空貨物の取扱量が減るなどしたものの、国内外で海上貨物の輸出入が好調だった。

3PL事業では、中国や東南アジアでの自動車部品、消費財の輸送、保管作業が底堅く推移した一方、日本国内は消費財などの取扱量が減少した。

利益面では海外の倉庫火災に伴う保険金の受け取りや円安による為替差益の計上が寄与した。