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山九1Q、海コン事業など好調で4年ぶり増収増益

2022年7月29日 (金)

財務・人事山九が29日発表した2023年3月期第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比3.5%増の1417億1700万円、営業利益が5.6%増の88億7600万円、経常利益が15.0%増の100億2100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が9.6%増の60億6200万円で、第1四半期としては4年ぶりの増収増益だった。

物流事業は、売上高が前年同期比7.2%増の744億1400万円、営業利益が18.0%減の24億5300万円で増収減益だった。港湾国際事業は国内の海上コンテナ取り扱いが増加。国際物流は国内外での海上・航空貨物の輸出入取扱増に加えて、中国でのドレー作業が好調に推移し業績を押し上げた。3PL一般事業は中国・東南アジアにおける自動車部品や消費財などの輸送や保管業務が堅調に推移した。構内では国内における作業による一部客先への業務移管で作業量が減少したのに加えて、海外で装置の不具合による緊急対応に伴う先行コストが発生し収益を圧迫した。

機工事業は、売上高が0.2%増の614億2900万円、営業利益が20.3%増の60億3500万円で増収増益だった。国内における大型定期修理工事や検査工事が増加した。

2023年3月期の通期連結業績予想は、ことし5月10日に公表した数値を据え置いた。