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山九、海コン取扱増など寄与し物流事業で増収増益

2022年5月10日 (火)

財務・人事山九が10日発表した2022年3月期連結決算は、売上高が前期比3.7%増の5538億3100万円、営業利益が1.6%増の344億6500万円、経常利益が1.2%増の354億3200万円、親会社株主に帰属する当期純利益が3.8%減の226億3600万円だった。

主力の物流事業は、売上高が前期比6.6%増の2869億4500万円、営業利益が14.9%増の109億9600万円で増収増益だった。

港湾部門は、国内における海上コンテナの取り扱いが増加したほか、それに伴うヤード内作業・保管作業も好調に推移した。さらに沿岸荷役作業の増加も業績に寄与した。

国際物流は、国内外の海上・航空貨物の輸出入取扱増や運賃高騰に加えて、中東での化成品輸送や米国における自動車部品輸送が好調に推移。一般輸送・3PL事業は、国内の化成品・製品輸送の増加や中国・東南アジアでの自動車部品・消費財の輸送・保管作業が堅調だった。構内作業は、国内や中東での生産・操業度が総じて回復傾向にあり堅調に推移した。

2023年3月期の連結業績は、売上高5635億円、営業利益350億円、経常利益355億円、親会社株主に帰属する当期純利益230億円で増収増益を予想している。