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ファイズHD、センター運営受託など好調で予想修正

2023年1月31日 (火)

財務・人事ファイズホールディングス(HD)は1月31日、2023年3月期の通期連結業績予想について、業績が好調に推移したことから上方修正すると発表した。売上高は前回予想から4.4%増の235億円、営業利益は11.1%増の10億円、経常利益は16.9%増の10億4000万円、純利益は19.0%増の6億4500万円にいずれも引き上げる。

第4四半期に来年度に向けた採用教育活動への積極投資を行う予定だが、大手ネット通販会社や流通業向けの物流センター運営受託業などを中心に展開した「オペレーションサービス」の事業が安定稼働した。このほか、トランスポートサービスの配車プラットフォーム(PF)事業も安定的な事業運営などが寄与し、グループ全体の業績を押し上げる見通し。

業績予想の上方修正を受け、期末配当金を前回予想の8円から3円増額し、1株当たり11円にすることも発表した。

同日発表された2023年3月期第3四半期の連結決算は、売上高が前年同期比44.0%増の181億4700万円、営業利益が2.6倍の9億900万円、純利益が3倍の6億2500万円だった。

オペレーションサービスは、流山事業所での業務が堅調に推移。配送センター(配送デポ)の運営受託や生鮮品を対象にした物流センターの運営受託といった業務の伸長した。

トランスポートサービスのうち配車PF事業では、東京や大阪などの各サービス拠点で営業活動を積極的に進め、荷主や運送会社といった取引社数や成約件数が大幅に増加したのも好業績の追い風となった。