財務・人事日本石油輸送が8日に発表した4-12月期(2021年3月期第3四半期)連結決算は、売上高233億2900万円(前年同期比6.9%減)、営業利益6億3900万円(9.0%減)、四半期最終利益は589万円(20.1%減)となった。コロナ禍の継続を受け、第2四半期に続き減収減益を記録したが、各利益の減少幅については縮小した。
石油輸送事業の売上高は9.6%減の108億7800万円、営業利益は67.0%減の1億1900万円。高圧ガス輸送事業は売上高こそ2.9%減の60憶7900万円だったものの、コスト削減により営業利益は109.8%増となった。化成品・コンテナ輸送事業も売上高は62億3700万円だったが、同じくコスト削減により、営業利益は35.5%増の2億6900万円となった。
通期業績については、当初の予想よりも燃料油やLNGの需要が回復し、コスト削減も進んでいることを受け、前回予想から各項目を上方修正。売上高は前回発表比1.2%増の325億円(前年度比5.3%減)、営業利益は29.4%増の11億円(15.6%減)、最終利益は21.4%増の8億5000万円としている。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/3Q | 21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | |
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売上高 | 23,329 [-6.9%] | 14,634 [-8.4%] | 7,122 [-9.2%] | 34,326 [0.3%] |
営業利益 | 639 [-9%] | 152 [-22.1%] | -24 [ - ] | 1,303 [29.1%] |
最終利益 | 589 [-20.2%] | 219 [-32.4%] | 19 [-90.6%] | 1,115 [34.2%] |
売上高営業利益率 | 2.7% | 1.0% | -0.3% | 3.8% |