ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

庫内荷物の出し入れ自動化するAMR「Akatsuki」

2023年1月31日 (火)

▲Akatsuki(出所:Industry Alpha)

サービス・商品工場や倉庫のスマート化事業を展開するIndustry Alpha(インダストリーα、東京都文京区)は1月31日、世界最先端の自動出し入れAMR(自律走行搬送ロボット)「Akatsuki」(アカツキ)を開発したと発表した。搬送だけでなく、ピッキング商品の棚の出し入れ自動化を通じて省人化・無人化に寄与し、生産性向上と労働環境の改善につながるとしている。

発表によると、製造・物流業界でピッキング作業は人によって作業効率が異なり、属人的で自動化が進んでいないのが現状。棚の前に移動して荷物を搬送するピッキングアシストのAMRは、荷物を自動で出し入れできないため、人の手で出し入れを行い、搬送はAMRが担っていた。また、他のピッキングアシストロボットを導入するには、棚をカスタマイズする必要があるため、導入にかかる手間もネックとされる。

アカツキの特徴は、対象物の高さに合わせるため、AMRの移載機構が前後に伸縮して調整したり、コンテナなどの荷物を出し入れしたりする機能が搭載されている点。出し入れと搬送をロボ1台が担当して全自動化を図る。

▲自動的に棚の中の対象物をつかんで搬送する

ロボが自律的に棚まで移動し、棚の中の対象物をつかんで搬送を実行し、搬送先に対象物を配置する。このため、折り畳みコンテナやダンボール箱などの出し入れだけでなく、荷物の大きさや重量に対しても柔軟な対応が可能だ。

また、アームロボットとの組み合わせによりピッキング作業も全自動化できる。同社の群制御モジュールを活用すると、ピッキングオーダーを元に複数台のAMRの最適経路が算出され、荷物の出し入れから運送まで効率的な運用が実現できる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com