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三菱造船とINPEX、アンモニア燃料供給船を検討

2023年2月3日 (金)

環境・CSR三菱重工グループの三菱造船(横浜市西区)は2日、船舶にアンモニア燃料を供給できる「アンモニアバンカリング船」のコンセプトスタディー(概念研究)をこのほど完了したと発表した。将来的に普及が見込まれるアンモニアを燃料とした船舶への燃料供給需要を見据え、エネルギーサプライチェーンに関する実績が豊富なINPEX(インペックス、東京都港区)と共同で検討を行った。

▲アンモニアバンカリング船のイメージ(出所:三菱重工業)

発表によると、アンモニアは燃焼してもCO2を排出しないため、安定的なクリーンエネルギーとして将来的な活用が見込まれている。海運業界ではGHG(温室効果ガス)排出削減に大きく寄与する燃料として注目されている。

三菱造船は今回、アンモニア輸送が可能な多目的液化ガス運搬船の設計・建造の知見を生かし、タンク容量や操船性能、アンモニア燃料船との整合性に配慮した設備配置など、柔軟性の高いバンカリング船のコンセプト検討を進めた。今後、さらなる技術検討を行い、他の企業との協働なども行って製品化を目指す方針だ。顧客ニーズに柔軟に対応するため、さまざまな船型を検討するという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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