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コマツ、中国で大手鉱山顧客向け直営代理店

2010年10月13日 (水)

拠点・施設コマツは13日、小松(中国)投資有限公司の100%出資により、中国で大手鉱山顧客向けに鉱山機械、部品の販売とサポートを行う新会社「小松(中国)鉱山設備有限公司」を設立、1日より営業を開始したと発表した。

 

本社は北京に置き、鉱山現場がある山西省、内蒙古自治区、江西省に現場事務所を7か所配置。09年に開所した山西省朔州市にあるリビルトセンターと合わせ、コマツグループとして直接サポート体制を強化し、24時間365日機械を稼働させる鉱山顧客向のニーズに対応する。

 

現在、中国では石炭、鉄鉱石、銅などを効率的に増産するため、非効率的な中小鉱山は統廃合が進められる一方で、大手鉱山では新規鉱山の開発が強化されており、大型鉱山機械の需要は、高水準で推移している。こうした市場環境の中、中国でのコマツの鉱山向け売上げは06年以降急増しており、これに伴う稼働台数と稼働現場の増加、今後、機械のメンテナンスやオーバーホールの需要も拡大が見込まれ、プロダクトサポート体制の充実が重要になってきていた。

 

今回、コマツの直営代理店である小松(中国)鉱山設備有限公司を設立したことより、同社では「QCDS(品質、コスト、納期、安全)に優れた商品を提供するだけでなく、速やかな部品供給やICTを活用したきめ細かいサービス活動を実施し、多岐、長期にわたる鉱山顧客のニーズに応えビジネスの拡大を目指す」としている。