荷主コマツはこのほど、ミャンマーのマンダレーに建設・鉱山機械用部品の再生販売や発電機の製造・販売を行う新会社「コマツマニュファクチャリングミャンマー」を設立した。
同社はエンジン、トランスミッションなどの使用済みコンポーネント(部品)を新品同等の品質によみがえらせ、再び市場へ供給する「リマン事業」を強化しており、新会社は13拠点目のリマン工場となる。
コマツの建設・鉱山機械関連の生産拠点としては同国初の生産拠点で、同国の電力供給力不足解消を支援するため、発電機も生産する。
世界的な翡翠(ひすい)の産地である同国では、中長期的な建設・鉱山機械の需要増加が見込まれており、同社は1995年にヤンゴン事務所を設立して以来、建設・鉱山機械の販売・サービスを行ってきた。
新会社の開設により、顧客企業の現場により近い拠点からリマン部品を届ける体制を整え、生産性向上やオペレーティングコスト、メンテナンスコストの低減といった効果を見込む。