ヤマトも宅急便など運賃値上げ、4月から10％

ロジスティクスヤマト運輸（東京都中央区）は6日、宅急便（宅配便）などの運賃を4月3日から平均10％引き上げると発表した。宅配便を巡っては、同じ大手の佐川急便（京都市南区）も先に4月からの値上げを発表したばかり。燃油や人件費などのコスト高を受けた値上げで、宅配便大手3社のうち2社の対応が並ぶことになる。

発表によると、運賃改定は2023年4月3日からで、値上げの対象は、宅急便、宅急便コンパクト、EAZY、国際宅急便。運賃の改定率は約10％（サイズや届け先などにより改定率は異なる）。

ヤマトは「資源・エネルギー価格や原材料価格の上昇、労働力減少による賃金や時給単価の上昇など、外部環境の厳しさが増している。生産性向上などの取り組みを進めてきたが、コスト上昇を吸収することが極めて難しくなっている」と説明している。

宅急便・宅急便コンパクト運賃表（2023年4月3日から適用・現金決済）

■この記事は、要点を絞ってお伝えする「短報」（＊災害、事故など速報ニュースも対象）です。「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに取材を実施したうえで、詳細記事や続報の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com