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国内最大フェリーRORO船社へ、商船三井G2社合併

2023年2月13日 (月)

▲商船三井フェリーが運航する「さんふらわあ ふらの」(出所:商船三井)

M&A日本国内最大規模のフェリー・内航RORO船事業会社が誕生する。商船三井は13日、グループ傘下の商船三井フェリー(東京都千代田区)とフェリーさんふらわあ(大分市)の事業を統合し、10月1日に商船三井フェリーを存続会社とする新会社として営業を始める、と発表した。両社の経営資源を結集させ、人手不足に直面する物流課題の解決や脱炭素化など顧客ニーズへの対応力を高め、グループの中核事業としてさらなる業容拡大を図る。

発表によると、商船三井は、ことし4月に新設する「ウェルビーイングライフ営業本部」が、フェリー・内航RORO船事業などを担当する。合併会社の名称は決定次第公表する、としている。

両社のホームページなどによると、商船三井フェリーは2001年3月に設立。フェリー4隻、内航RORO船5隻を保有している。フェリーは大洗・苫小牧間で運航。RORO船は首都圏と九州を結ぶ航路を持ち、年間20万台を超えるトレーラー貨物と10万台の自動車を取り扱っている。このほか海陸一貫輸送も手掛けている。

▲フェリーさんふらわあが運航する「さんふらわあ くれない」

フェリーさんふらわあは、大阪商船(現・商船三井)を前身とする会社。1907年に同社に内航部が新設され、1942年に分離独立する形で関西汽船が生まれた。同業他社との統合などを経て、現在の会社はダイヤモンドフェリーと関西汽船が2011年10月に合併して誕生。現在はフェリー6隻を、大阪-別府、神戸-大分、大阪-志布志間の3航路で運航している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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