イー・ロジット3Q、増収も売上計画に届かず赤字

財務・人事イー・ロジットが14日発表した2023年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比8.2％増の98億1800万円、営業利益が8200万円の赤字（前年同期は6300万円の赤字）、最終利益が1億1700万円の赤字（同1億4200万円の赤字）と、増収赤字決算となった。

同社は、国内8か所にフルフィルメントセンターを持ち、物流業務をアウトソーシングするEC通販事業者に、物流代行サービスと、EC通販サイトの運営代行サービスを展開しているが、既存顧客の出荷数量が減少し、新規顧客獲得も計画未達となり、出荷作業料収入が当初計画を下回った。特に繁忙期である12月に計画を大きく下回った。

売上高は増収となったが、計画値には届かず、売上計画の達成を見込んで作業スタッフなどの人員を確保していたため、人件費や水道光熱費の上昇分などを吸収できなかった。利益面では、前年同期に続いて赤字となり、営業利益は赤字幅が広がった。

23年3月期通期の連結業績は、22年5月時点の予想値を下方修正し、売上高を128億5400万円（従来予想は133億4200万円）、営業利益を3億4900万円の赤字（同1億100万円の黒字）、最終利益を5億7700万円の赤字（7100万円の黒字）とした。売上計画の未達が主な理由で、加えて、第4四半期にフルフィルメントセンターの移転費用などを特別損失として計上する見込みになったことも要因としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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