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22年トラック主因死亡事故は31件減、200件下回る

2023年3月3日 (金)

調査・データ全日本トラック協会(全ト協)の3日の発表によると、2022年に事業用トラックが第1当事者となった死亡事故件数(軽トラックの事故を除く)は前年比31件減の169件となった。全ト協が警察庁の交通事故統計を基に今の形で集計を始めた2009年以降では、初めて年間200件を下回った。全ト協は「ハード、ソフト両面での事故防止策の効果が出たと考えられる」と評価している。

全ト協の集計によると、22年の死亡事故169件をトラックの大きさ別に見ると、大型トラックが第1当事者となった事故は前年比8件減の102件、中型車は17件減の34件、準中型車は3件減の28件、普通車は3件減の5件で、すべての種別で前年を下回った。

事業用トラックが第1当事者となった死亡事故の件数は、直近5年間を見ても、18年が253件、19年が239件、20年が207件、21年が200件、22年が169件と、減少が続いている。全ト協の交通安全担当者は「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)の装備が広がったことが1つの要因として考えられる。全国各地での交通事故防止セミナーなどの活動による安全意識の高まりも背景にあると思われる」と話している。

同時発表した22年12月単月の事故数は前年同月から3件増えて18件だった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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