ヨコレイ、越南に最大収容の冷蔵倉庫と自動ラック

フード横浜冷凍は6日、ベトナム南部のロンワン省に100％出資の現地法人「ベトナムヨコレイ」を設立すると発表した。経済成長が見込まれるベトナムにおいて、同社グループ最大の収容能力となる4万5317トン（1万8000パレット）の冷蔵倉庫も新設する。3月14日に起工式を行い、2年後の完成を目指す。現地パートナーや地元の要請を受け、ASEAN（東南アジア諸国連合）地域でのさらなる業容拡大を図る。

▲拠点周辺図（クリックで拡大、横浜冷凍）

発表によると、現法と冷蔵倉庫を設立するのは同省ベンルック県にあるフーアンタン工業団地内。立地はホーチミン市とベトナム南部のメコンデルタ地区をつなぐ物流拠点だ。

豊富な水産資源を背景に、多数の水産加工食品が国内外向けに生産され、その80％がメコンデルタ地区に存在している。今後、現地でも冷凍食品の消費量が伸長すると見込まれ、国内の冷蔵庫の供給はひっ迫しているという。

冷蔵倉庫は鉄骨造平屋建てで、延床面積は1万7125平方メートル。1万5000パレット以上に対応するグループ初の自動倉庫（自動ラック）を採用し、省人化や省力化も図る。

また大容量の太陽光発電設備や全館LED照明を導入し、冷媒にはアンモニア・CO2冷凍機を使用するなど省エネ設備も充実させる。

▲ベトナムヨコレイ冷蔵倉庫の完成イメージ

ベトナムに冷蔵倉庫の新子会社、ヨコレイ｜短報

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LOGISTICS TODAY編集部
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