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ホンダ、米でデータセンター用非常電源にFC活用

2023年3月7日 (火)

国際本田技研工業(ホンダ)は6日、米国現地法人American Honda Motor(アメリカン・ホンダモーター)の敷地内に燃料電池(FC)定置電源を設置し、3月3日から同社のデータセンター向け非常用電源として実証運用を始めたと発表した。

▲非常用FC定置電源(出所:本田技研工業)

これまで30年以上取り組んできた水素技術や燃料電池自動車(FCEV)の研究開発ノウハウを活用。今回の実証は「将来のFC定置電源の商用化に向けた第一歩」としており、今後はホンダの工場やデータセンターにも同電源を適用し、自社で排出した温室効果ガスの低減を図る。

発表によると、今回使用するFC定置電源はFCEV「CLARITY FUEL CELL」(クラリティー・フューエルセル)のFCシステムを再利用。4基のFCシステムから構成される250キロワットのユニットを2台接続し、計500キロワットの出力を有する。またユニットを追加接続すると、さらに高出力化ができる。

近年、クラウドやビッグデータ活用が社会に浸透し、データセンターの必要電力が急伸。BCP(事業継続計画)の観点から非常用電源に対する需要が高まっている。これまでのディーゼル発電が主流の非常用定置電源から、クリーンで高品質な電力供給が可能なFCシステムへの置き換え需要は急速に高まることが予想される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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