サービス・商品本田技研工業(ホンダ)は19日、東京ビッグサイトで開催中の「H2 & FC EXPO春 第23回 水素・燃料電池展」において、2027年度に量産開始予定の次世代燃料電池モジュールと、26年に生産を開始する燃料電池定置電源の仕様およびスペックを世界で初公開した。
次世代燃料電池モジュールは、ゼネラルモーターズ(GM)と共同開発した現行モデルと比較し、コストを半減し、耐久性を2倍以上向上させるとともに、容積出力密度を3倍以上に高めた。
次世代燃料電池モジュールは、定格出力150キロワットを実現し、小型化により搭載レイアウトの自由度を向上させた。出力電圧は450-850ボルト、最大効率は59.8%で、冷却システムには同社専用のFCM冷媒を採用。モジュールの寸法は幅730ミリ、奥行き580ミリ、高さ700ミリ、重量は250キロとなっている。最大標高3500メートルまでの動作が可能で、通信プロトコルとして「SAE J1939」および「Honda Hi-Speed CAN」が選択できる。
また、2026年に生産を開始する燃料電池定置電源は、同社の市販燃料電池自動車に搭載されている燃料電池を活用し、工場や事業所向けにクリーン電力を供給する定置型蓄電システムとなる。出力帯は250キロワットユニットを基準とし、4ユニット(1000キロワット)まで連結可能。10秒以内に起動し電力供給を開始できる高い応答性を備えている。
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