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マースク、米倉庫で新たな自動化技術を試験導入

2023年3月16日 (木)

▲「SqUIDソリューション」のモバイルユニット(出所:A.P.Moller-Maersk)

国際欧州海運大手のA.P.Moller-Maersk(A.P.モラー・マースク、デンマーク)は15日、米カリフォルニア州の自社倉庫で、既存インフラの変更を最小限に抑える新たな自動化技術「SqUIDソリューション」の実証試験を行っていると発表した。倉庫自動化技術の開発企業BionicHIVE(バイオニックハイブ、イスラエル)との共同事業だ。

発表によると、実証試験は8か月間の予定で、すでに前半の4か月を終えた。この新技術では、モバイルユニットが内蔵カメラとセンサーを使って自律して人と物の間を移動し、荷物の仕分けや格納を行う。ユニットは既存の棚を床から天井まで上り、任意の場所で商品箱や段ボール箱などあらゆる箱の仕分けやピッキング、補充を行う。ユニットはバッテリーで動き、自動で蓄電池を交換する。使用するソフトウエアは倉庫管理システムと統合され、リアルタイムの在庫データがわかる。

導入に際して大規模な投資を必要とせず、既存のインフラと統合して倉庫環境を自動化できる。これまでにない柔軟な運用ができ、既存インフラへの変更を抑えられる点が特徴という。

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LOGISTICS TODAY編集部
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