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コマースロボ、新発想のユニット型WMSを提供開始

2022年5月16日 (月)

サービス・商品EC(電子商取引)サービス向け自動化システム開発のコマースロボティクス(東京都港区)は16日、クラウドタイプでは業界初となる新コンセプトのユニット型WMS(倉庫管理システム)の提供を13日に始めたと発表した。

(イメージ)

物流倉庫の効率的な運用に不可欠なWMSシステムだが、導入をめぐっては荷主側の要件が多岐にわたるケースや、大規模カスタマイズが必要となる場合があるなど、運用開始にかかる時間やコストが課題になっている。

それらの要件をすべて満たすシステムを導入する場合は、大規模でコストも高くなるほか運用も複雑となる。コマースロボティクスは、こうした課題の解決策として「ユニット型」を発案。2年間かけて現場の意見を聞きながら開発を行ってきた。

コマースロボティクスは、倉庫の課題は大きく2種類に分類。「上位システムと下位システムとのデータ連携のすり合わせ」「倉庫業務を効率化するソリューションの構築」を課題認識として明確化して、その解決に向けた取り組みをコンセプトとしてユニット型WMSを開発した。

まず荷主要件に応じて基本ユニットを選択することで、高度なEDI(電子データ交換)機能を活用することで、カスタマイズをしなくても上位システムと下位システムとのデータ連携を可能にした。荷主ごとに別々の基本ユニットを利用できるのが特徴だ。

また、荷主の運用要件から必要なものを選択して利用できる機能も設けた。現場作業の生産性を高めるため、事務処理を自動化するためRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)なども複数準備することで、業務効率を高めている。さらにオプションユニットとして事務作業や倉庫作業の悩みを解決する機能も充実させた。