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商船三井、クルーズ事業急拡大へ米会社から船購入

2023年3月17日 (金)

▲シーボン・オデッセイ(出所:商船三井)

ロジスティクス商船三井は17日、米Seabourn Cruise Line(シーボンクルーズ)から3万2000トン型クルーズ船「シーボン・オデッセイ」を購入し、船の引き渡しを受けたと発表した。2024年末をめどに、商船三井客船によるサービス提供を開始し、既存のクルーズ船「にっぽん丸」との2隻体制でクルーズ事業のサービス拡充を図る。同社は昨年11月、定員600人規模のクルーズ船2隻を新造する方針を発表。今回の船購入は、それに先行するもので計画しているクルーズ事業拡大を前倒しで進める。

発表によると、購入から1年半は現在の船主がサービスを継続し、その後に必要な改装を施してから本格投入する。24年末ごろにサービス提供を開始後、日本を中心とした海域で運航する予定。

複数のダイニングオプションや広いデッキ、格納式マリーナ、ベランダ付きの開放感のある客室など船内スペースの特徴や船型を考慮し、国内だけでなく世界一周を含む中長期クルーズも継続的に展開。国内外の利用客を取り込めるようハード・ソフトの両面で準備を整える。


▲クルーズ船の設備

販売する商品や価格、船名は23年夏までに発表する予定。日本各地を発着するクルーズ船を大幅に拡充するとともに、食や「おもてなし」といった日本ならではのサービス品質を、新たなクルーズ船にも取り込んでいく。

商船三井は4月、クルーズ事業の拡大・推進をする新部署を設置。グループ間連携を深めながら、新しい時代を見据えたクルーズ事業を推進する。米国から同領域に精通した人材も起用する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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