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大型車87%が新名神通過、開通5年で物流拠点も増加

2023年3月20日 (月)

国内西日本高速道路会社(NEXCO西日本)はこのほど、2018年の新名神高速道路(高槻ジャンクション・インターチェンジ-神戸ジャンクション)開通から5年を迎え、整備効果をまとめた。それによると、同区間を通過する大型車の87%が新名神を利用していることが判明。東西へのアクセス性の良さや渋滞を回避できる「第2ルート」として利便性の高さが理由になっている。

こうした利点に物流企業などが着目し、沿線の大阪府・兵庫県の市町では物流施設が増加し、工業地の平均公示地価も上昇基調も続いている。

発表によると、高槻ジャンクション(JCT)・インターチェンジ(IC)-神戸ICは延長43.1キロで、18年3月18日に開通した。

(出所:クリックで拡大、NEXCO西日本)

新名神全体では大型車の移動距離について調べた結果、並行している名神高速道路・中国自動車道は300キロ未満の近距離移動が66%を占めた。これとは対照的に、新名神は300〜600キロが29%、600キロ以上が39%と中・長距離移動が計68%に達した。

新名神を利用する企業にヒアリングしたところ、「新名神は東西にアクセス性がよく、利便性を感じている」(ニチエ)や「中部や北陸への配送が多く、渋滞を避けた配送ルートが選択できる」(大成化工)といった声が聞かれた。

物流施設の立地件数では、2011年の3件から21年には44件へと増加。阪急阪神不動産は「新名神沿線は、西日本を幅広くカバーできるため物流施設拠点として非常に評価が高い」とヒアリングに答えている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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