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国際物流費の見積もりを即時完了、STANDAGE

2023年3月22日 (水)

サービス・商品デジタル貿易プラットフォームを手掛けるSTANDAGE(スタンデージ、東京都港区)は22日、国際物流にかかる費用の概算見積もりをオンラインで即時に完了するデジタルフォワーディングシステムの提供を3月に開始した、と発表した。社内外とのやり取りについて、案件ごとに一元管理できる仕組みを構築。プラットフォーム上で本発注の手続きまでをワンストップで完結させられ、物流会社(フォワーダー)と荷主の双方が抱える非効率さや煩雑さの解消につなげる。

発表によると、「デジトラッド・フォワーディング」は物流各社が保有するデータベースのレートを参照し、通常は数日から1週間かかる見積もり提示をオンラインで即時に完了させることができる。概算見積もりの作成にかかっていた工数を削減できるため、より受注確度が高い案件への対応に専念できる。

また見積もりの提示や受注後の荷主とのやり取りは、独自開発した「チケット」システムで案件単位で一元管理できる。添付書類の送受信を含めてまとめて管理が可能で、チャット形式で社内外との意思疎通を図ることができる。

▲添付書類を含めたやり取りを案件ごとに一元管理(クリックで拡大、出所:STANDAGE)

社内外をつなぐ連携型サービスを開発した背景には、個社ごとで進むシステム化による横連携の難しさという弊害を取り除く狙いがある。同社が大手物流会社に実施したヒアリングによると、1日の業務時間のうち半分がメールや電話の確認や対応に追われており、業界全体のデジタル化や効率化を阻む要因になっているという。

このシステムは、すでに大手物流会社を中心に10社程度と導入に向けた協議が進んでおり、初年度で見積もり対応件数5〜10万件の利用を目指す。

▲「デジトラッド」のサービス画面(クリックで拡大)

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LOGISTICS TODAY編集部
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