三菱商事都市開発、神戸の環境型マルチ施設が完成

▲MCUD神戸西Ⅱ（出所：三菱商事都市開発）

拠点・施設三菱商事都市開発（東京都千代田区）は3月31日、神戸市西区で開発を進めていたマルチテナント型物流施設「MCUD神戸西II」が同日完成したと発表した。

同施設は地上4階建ての鉄骨造、延床面積6万2623平方メートル。山陽自動車道・神戸西インターチェンジから1.5キロと近いほか、阪神高速道路北神戸線、第二神明道路へのアクセスにも優れており、関西・中国・四国地方への広域配送に適している。最寄り駅となる神戸電鉄粟生線・木津駅からは徒歩6分で、雇用確保の面でも優位な立地だ。

テナント区画は最大6分割まで可能。1階と3階、2階と4階の組み合わせで2層使いに対応し、1階と2階にトラックバースを設け、各区画に垂直搬送機と荷物用エレベーターをそれぞれ1基ずつ備えた。施設内にはテナント企業の従業員や地域住民が立ち寄れるイートインスペースも用意した。

▲MCUD神戸西Ⅱ外観

環境性能の向上にも取り組んでおり、太陽光発電システムや人感センサー照明を導入し、施設内設備の省エネ化と環境負荷の軽減を実現した。太陽光発電は自家消費型で、エネルギーのネットゼロ達成と室内環境の快適化に寄与していることが評価され、省エネルギー性能をはかるベルス（BELS）評価制度で最高のゼブ（ZEB）を取得している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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