拠点・施設シーバロジスティクス(フランス)は1日、コンタクトレンズ大手のクーパービジョン(米国)と協力し、アジア太平洋地域における物流体制強化を目的として、シンガポールに新たな地域サービスセンターを開設したと発表した。
新施設はチャンギ空港近接の空港物流パーク内に位置し、自由貿易地域内における戦略的拠点として機能する。地域の在庫一元管理により、在庫のない商品の迅速なフルフィルメントが可能となり、製品へのアクセス拡大とコスト効率の向上を図る。
同センターでは、最大7000種のSKUを扱い、クーパービジョンの乱視用・多焦点用コンタクトレンズ製品の供給体制を大幅に拡充。これにより、アジア太平洋地域の眼科医療従事者がより多様な患者ニーズに対応可能となる。

(出所:CEVAロジスティクス)
シーバは、ヘルスケア向け倉庫管理システムと社内再梱包用レーザーマーキングを導入し、再梱包業務の自動化・効率化を推進。国立環境庁からライセンスも取得しており、品質保証と規制順守にも対応する体制を整えている。
同社APAC契約物流担当VPのブルノ・マッタ氏は「アジア太平洋のヘルスケア市場の成長に伴い、技術主導の革新的な物流ソリューションを拡大していく」とコメント。クーパービジョンAPAC流通部門責任者のサム・ン氏も「スマートな物流が市場拡大と顧客体験の向上に寄与する」と述べている。
今回のセンター開設は、両社による地域サプライチェーンの高度化を象徴するもので、今後さらなる物流効率の強化が期待される。
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