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日本機器鋼業の昇降機、点検対象の9割超が違反状態

2012年10月2日 (火)

行政・団体国土交通省は2日、倉庫などで使用されている日本機器鋼業製のテーブルリフトのうち、適法に利用されていることが確認できないものを対象とした緊急点検の結果(8月31日時点)を公表した。

緊急点検は、ことし4月27日に埼玉県上尾市の工場で発生した事故を受けて実施した。

日本機器鋼業のテーブルリフト納入リストをもとに、「現存しているか」と「建築基準法の適用を受けるか」の確認を行った結果、緊急点検対象の491台のうち368台で点検を実施し、333台が「違反あり」と判定された。残る123台は8月末時点で点検中となっていた。

違反していると報告された333台のうち、改善済みはわずか6台にとどまった。

この結果をうけ、国交省は関係機関に対し、点検中のものに対する「速やかな点検」の実施、違反ありとされたものに対する「速やかな是正指導」を行うよう指示した。