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商船の海難事故、2011年は24%減少

2012年10月2日 (火)

行政・団体国土交通省は2日、商船の海難事故発生状況や監査状況、海運会社を対象とした運輸安全マネジメント評価の実施状況をまとめ、2011年度の海上輸送の安全にかかわる情報として公表した。公表は、海上運送法と内航海運業法の規定に基づくもの。

国交省のまとめによると、貨物船、タンカー、旅客船の海難事故は減少傾向にあり、2011年は前年から24%減の367隻となった。死者・行方不明者を伴う海難事故の多くは貨物船が占めているものの、最近3年間では減少傾向にある。

商船事故の5割は衝突によるもので、次いで機関故障が2割、乗揚が1割を占めた。事故原因の3割は人為的要因による運航の過誤のうち「操船不適切」によるもので、次いで「見張り不十分」によるものが2割を占めている。

また、2011年度の運航管理監査の実施件数は3290件で、このうち15件に指導を含む処分を実施。1件は「輸送の安全確保命令」を発出した。

安全管理体制の強化を図るための「運輸安全マネジメント評価」は、2011年度に922件実施。制度導入以降、これまでに評価対象事業者の8割強にあたる3500社の評価を終了した。

■詳細は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/maritime/unkohrohm/unkoh8_2.html