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パナソニック、反日デモ被害拠点、中旬にも通常稼働

2012年10月4日 (木)

話題パナソニックは4日、中国で先月発生した反日デモによる同社グループ拠点の被害状況について、段階的に通常稼働に復帰していることを発表した。

スイッチなどの電子部品を生産するデバイス社青島工場は、工場建屋、設備、備品などを破壊されたが、一部の商品を除いて生産を再開しており、今月中旬にも通常稼働となる見込み。

プリント基板やその材料を生産するデバイス社蘇州工場では、生産設備の被害が比較的小さかったことから、先月21日に通常稼働に復帰した。

固定電話を生産するシステムコミュニケーションズ社の珠海工場では、10人ほどの中国人従業員による抗議行動があったため操業を停止するとともに、従業員を自宅待機としていたが、先月25日から通常稼働に戻った。

一連の物的被害に伴う業績への影響について、同社は「重要な影響はない」との見通しを示した。