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日通とShopifyが連携、越境対応の在庫管理アプリ

2023年4月20日 (木)

ECNIPPON EXPRESSホールディングスは20日、グループの日本通運が、EC(電子商取引)プラットフォーム「Shopify」(ショッピファイ)と連携したEC向け在庫管理クラウドアプリ「DCX」(デジタル・コマース・トランスフォーメーション)の提供を開始した、と発表した。

このアプリは、ショッピファイユーザーの在庫管理をクラウド上で可能にするだけでなく、自社で管理しきれなくなった在庫を日通に委託しやすくなる利点がある。ショッピファイは175か国で100万以上のユーザーがいるが、日通は49か国731拠点の物流ネットワークを駆使し、ユーザーの需要に応える。アプリはショッピファイに出店する世界中のユーザーがダウンロードでき、インターネットを通じてどこからでも利用可能。出荷量に応じた従量課金型でコスト管理もしやすくした。

(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)

DCXは、自社で在庫管理を行う「クラウドサービス」と、日通に物流フルフィルメントを委託する「アウトソーシングサービス」があり、事業規模に合わせた選択肢を用意した。クラウドサービスは自社で在庫管理し、物流フルフィルメントを行うための基本的な機能を実装。在庫補充のアラートや帳票カスタマイズ機能も搭載している。業容が拡大すれば、自社在庫を日通に移管してアウトソーシングサービスに切り替えることも可能だ。

アウトソーシングサービスでは、日通に在庫管理と物流フルフィルメントを委託し、DCX上で在庫や作業進ちょくの確認ができる。同サービスではオーダーごとに個建ての価格帯を設定しており、従量課金型であることも手伝い、他の費用を考慮しながら最適な物流コストを設定できる。物流フルフィルメントの基本機能に加え、オリジナルカートンの作成やレター冊子の同梱などブランド力を高めるオプションも用意。店舗在庫とECサイト上の在庫連動も可能で、ECサイト上の欠品による販売機会の創出を防ぐことに寄与する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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