ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

京極運輸決算、貨物自動車運送や倉庫の需要減で減収

2023年5月15日 (月)

財務・人事京極運輸商事が15日発表した、2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比2.7%減の87億2500万円、営業利益が95.8%減の600万円、最終利益は59.5%減の6200万円の減収減益となった。

石油・ドラム缶などの販売事業で販売単価の増額、港湾運送と通関事業では既存顧客の拡充と新規案件を獲得し取扱量増加で増収となったが、タンク洗滌・修理事業の工事受注件数の減少、貨物自動車運送事業と倉庫事業の需要減を受け、減収となった。

貨物自動車運送事業では、中国のゼロコロナ政策の影響で化学品輸送量が大幅に減少。また、医療用・家庭用ビニール製品や半導体原料の需要減による輸送数量の減少で減収となった。倉庫事業については、浜川崎倉庫が堅調に推移し、固定費も減ったが、浮島倉庫と本牧倉庫がコロナ禍で輸出貨物の取扱量が減少した。

営業利益は、補助金収入と投資有価証券売却益があったものの、各事業で原油価格の上昇に伴う燃料費の高騰、コロナ禍やウクライナ侵攻による需要減などの影響を受けたことで減少した。

24年3月期の通期業績は、売上高が1%増の88億1600万円、営業利益が1億5000万円、
最終利益は2.4倍の1億5000万円を見込んでいる。