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マースク、中東と欧州を結ぶ外航船を開始

2023年5月18日 (木)

ロジスティクス海運大手のA.P.モラー・マースク(デンマーク)は17日、6月に中東と欧州を結ぶ外航船サービス「Al Maha」(アル・マハ)を開始すると発表した。この新規航路では、UAE・サウジアラビア・オマーン・カタール・エジプト・モロッコの重要港湾間でローテーション運航する。同社が中東を中心に展開していた海上輸送サービスのME3とME4は廃止される。

▲(出所:A.P.モラー・マースク)

サウジアラビアからの石油化学製品の輸出において、既存の海上輸送手段ではコスト面と輸送能力面で課題がある。アル・マハによってサウジアラビア東部州からの積み替えが可能になり、同国のダンマーム・ジュバイ間を運行することで、輸送能力の確保と正確な輸送スケジュール管理が可能となる。

経済の多様化に重点を置くオマーンは、同国の経済貢献が大きいとされる漁業セクターの構築に注力しており、海上輸送サービスによりドゥクム(オマーン)からの魚類輸出量の増加が見込まれる。西アフリカ市場もアル・マハの輸送能力や輸送スケジュールの信頼性により、エンドユーザーへのサービス品質の向上に寄与する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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