全ト協が車両の点検整備を推進、9月を強化月間に

環境・CSR全日本トラック協会は22日、トラックによる重大事故を防ぐため、適切な車両の点検、整備の徹底を促す「点検整備推進運動」を全国展開し、9月を全国統一の強化月間に指定すると発表した。これに加え、各都道府県トラック協会が独自の強化月間を1か月間設けることを定めた。

同運動では、法定の定期点検項目のうち、原動機の燃料漏れ▽電気装置の配線接続部の緩みや損傷▽ホースやパイプの漏れや損傷および取り付け▽ブレーキ・チャンバーのロッドのストローク――の点検を重点的に強化する。強化月間では、トラック運送事業者が保有するすべての大型トラックで、定期点検の有無にかかわらず1回以上ホイール・ナットの緩みの点検を実施する。

そのほか、DPF（黒煙除去フィルター）などの後処理装置付き車両について、DPFに堆積した灰の点検や清掃など、同車両の正しい使用方法の周知を図る。全ト協は各都道府県トラック協会と連携し、機関紙やホームページを通じて会員事業者に活動の周知を行う。

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LOGISTICS TODAY編集部
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